デザインにセンスは必要?初心者でも上達できる理由

デザインにセンスは必要?|練習で上達するステップ
読者の女性アイコン

センスがないと、勉強してもデザインは上手になれないのでしょうか?

PORTのロゴPORT編集部

始める前に不安になりますよね。見やすくする工夫は練習できます。気に入った画像の理由を観察し、一箇所ずつ直す方法から始めましょう。

デザインは、生まれつきのセンスだけで決まりません。良い例を観察し、一つの工夫を自分の制作物で試し、読む人に伝わるかを見直すことで学べます。

デザインのセンスとは?

デザインのセンスとは、見た目や伝わり方の違いに気付き、選ぶときに使う感覚のことです。例えば、経験を通して、見出しが埋もれている理由に気付けるようになります。

観察とは?

観察とは、見たものの特徴や理由を具体的に確かめることです。例えば、「おしゃれ」で終わらず、見出しが大きい・左端がそろう、と言葉にします。

「好き」を、次に試す工夫へ
感想だけ
おしゃれだな何を真似すればよいか分からない。

好きな印象だけが残る。

観察したメモ
大きな見出し左端がそろう
日時の周りに余白

次の自分の制作で試せる。

他人の文章や写真をそのまま公開せず、配置の工夫を学びます。

デザインにセンスは必要?

センスは、好みや経験によって育つ感覚の一つです。ただ、デザインの役割は「自分がおしゃれだと思うこと」だけではありません。誰に、何を、どの順番で伝えたいかを考え、相手が迷わず受け取れる形にすることが大切です。

例えば、イベントの告知画像なら、まず見てほしいのはイベント名なのか、日程なのか、申し込み方法なのかを決めます。色を増やす前に文字の大きさを変え、情報を揃え、余白をとる。こうした判断には学べる基本があります。

「なんとなく」を言葉にしてみる

ごちゃごちゃする

見出しと本文の差が小さい。情報のまとまりごとに余白がない。

読みにくい

文字が小さい。背景と文字の明るさが近い。

まとまらない

揃える位置や、色・フォントの使い方がばらばら。

印象を具体的な原因に置き換えると、次に直す一カ所を選びやすくなります。

見る・真似して作る・直すで上達する

1. 一番大きな文字を探す

気に入った画像を見つけたら、「好き」で終わらせず、最初に目が行く場所、文字の大小、色の数、要素同士の距離を見てみましょう。どの工夫が内容を伝えやすくしているか、理由を探す習慣が判断の引き出しになります。

2. まず文字の左端を揃える

関連するものを近づける、位置を揃える、同じ要素を繰り返す、大切なものに差をつける。こうしたデザインの4原則は、経験が少なくても試せます。最初から全部を使いこなそうとせず、一回の制作で一つだけ意識しても十分です。

3. スマホで読みにくい所を直す

最初の案を完成形にする必要はありません。スマホで見たときに文字が読めるか、初めて見る人が要点を言えるかを確かめ、伝わりにくい部分を直します。修正の理由を残すと、次に作るときの判断も速くなります。

誰に何を伝える画像か決める

15分の練習例
1
5分:観察

最初に目が行く場所と理由を三つメモ。

2
5分:自分の一枚で試す

架空の案内へ一つの工夫を取り入れる。

3
5分:比較

変更前後を並べ、何が読みやすくなったか書く。

時間は練習計画の例です。成果を保証する目安ではありません。

デザインを始める前に、次の三つを短く書き出してみてください。

  1. 誰に見てほしい? 初心者、既存のお客さま、イベントの参加者など。
  2. 何を一番伝えたい? メッセージは一つに絞り、最初に読んでほしい言葉を決めます。
  3. 見たあと何をしてほしい? 内容を理解する、保存する、申し込むなど。

目的が決まると、文字の順番や大きさ、写真の選び方に基準ができます。迷ったときは「見た人にとって分かりやすいか」に戻りましょう。

一枚選び、工夫を3つメモする

見る

良いと思った一枚を選び、目立つ情報とその理由を三つメモする。

作る

自分のテーマで一枚作る。まずは文字の順番と配置を決める。

直す

スマホで確認し、読む人にも見てもらう。一カ所ずつ直す。

例えば「週末のワークショップの告知」を15分で作るなら、最初の5分で伝える順番を決め、次の5分で配置し、最後の5分でスマホ表示と余白を確認します。完成度よりも、何を変えたら読みやすくなったかを記録することが大切です。

参考デザインの構成を分解して学ぶのも有効です。ただし、他人の作品をそのまま公開せず、自分の目的と内容に合わせて作り直しましょう。

「好き」を具体的な工夫に変える

眺めるだけ

この投稿、おしゃれだな。

自分にはセンスがないかも。

次の制作で試せるメモ

タイトルが一番大きい

文字の左端が揃っている。

日時の周りに空きがある。

右のように言葉にすれば、次に作る一枚で試せます。他人の文章や画像をそのまま公開する練習とは分けて考えましょう。

テンプレートも入れ替え後に確認

一つだけ変えると、理由が分かる
変更前
デザイン講座
日時・会場
参加方法

全て同じ大きさ。

見出しだけ変更
デザイン講座日時・会場
参加方法

講座名が先に目に入るか比較できる。

色や書体も同時に替えず、修正の効果を確認します。

「良いテンプレートなら、そのままで大丈夫」

テンプレートは出発点として便利です。ただ、文章を差し替えると文字数や優先順位が変わります。入れ替えた後に、改行、余白、文字サイズを見直しましょう。

「ツールの機能を覚えれば上達する」

操作に慣れることは役立ちます。一方で、機能を増やすほど伝わるわけではありません。まずは配置と文字の読みやすさを整えてから、装飾を足すか判断します。

「一回でうまく作れないのは向いていない」

制作と修正はセットです。違和感に気づけたら、それは改善の手がかり。最初の案と修正後を並べて、何が変わったかを確かめてみてください。

よくある疑問

まとめ|一カ所ずつ直して上達する

「センスがない」と悩んだら、才能の有無を決める前に、目的・情報の順番・余白・揃え方を確認してみましょう。良い例を観察し、自分で作り、相手に伝わるかを確かめる。その繰り返しが、デザインを見る目と作る力を育てます。

まずは一枚選んで、「どこに最初に目が行く? それはなぜ?」と三つ書き出すところから始めてみてください。

デザインの役割から知りたい方は、「デザインとは?初心者向けに基本をわかりやすく解説」もあわせてどうぞ。次は、ここで触れた「デザインの4原則」を一つずつ見ていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人