フォントは、伝えたい印象、使う場所、日本語の読みやすさの順に選びます。迷ったら本文を読みやすい書体に固定し、見出しだけ候補を比べましょう。
フォントで何が変わる?
フォントは、文字の形や見え方をそろえたものです。同じ「週末のカフェ時間」でも、線が太い書体なら力強く、細い明朝体なら繊細に感じることがあります。ただし、印象は写真・色・余白との組み合わせで変わります。フォントだけで全体の雰囲気を決めようとしないことが大切です。


最初に決める3つのこと
| 考えること | 確認する例 |
|---|---|
| 使う場所 | スマホの投稿/Web記事/資料 |
| 読む量 | ひと目で見る見出し/長い説明文 |
| 伝えたい印象 | 親しみやすい/落ち着いた/元気 |
たとえば初心者向けの講座なら、「スマホで見る」「日程や料金も読む」「説明が分かりやすい」という条件から始められます。書体の名前を知らなくても、この3つが決まれば候補を比べやすくなります。
基本の書体を見分ける
ゴシック体:すっきり見せたいとき
線の太さが比較的そろい、文字の端の飾りが少ない書体です。案内や短い見出しなどで使いやすい候補。太いものは力強く、細いものは軽く見えるので、ゴシック体の中でも違いを見ましょう。
明朝体:落ち着いた雰囲気を試すとき
縦線と横線に太さの差があり、横線の端などに小さな三角形の飾りがある書体です。静かな雰囲気や読み物で使われます。細い横線が小さな画面で見えるかも確認しましょう。
丸ゴシック・手書き風:雰囲気を添えるとき
丸みのある書体や手書き風は、親しみや個性を加える候補です。ただし、長い文章や料金まで同じ装飾的な書体にすると読みにくいことも。短いタイトルや小さな一言から試しましょう。
形の違いは、明朝体とゴシック体の使い分けで詳しく見比べられます。
迷いにくい選び方の順番
- 本文へ使う読みやすい書体を1つ選ぶ
- 日付・料金・数字・英字を実際に入れる
- 見出しを同じ書体の太字で作る
- 雰囲気が足りなければ見出しだけ別の書体を試す
- スマホや掲載サイズで読めるか確認する
本文と見出しを最初から別の書体にする必要はありません。同じフォントの標準・太字を使い分けるだけでも、まとまりと強弱を作れます。フォントを何種類まで使うかも参考になります。

タイトル用のかわいいフォントを選んだら、料金の数字だけ違う雰囲気になりました。
PORT編集部日本語だけでなく「3,000円」「10月12日」「Web」も入れて比較してみましょう。数字や英字の形まで見て選ぶと、実際の告知に使いやすくなります。
選ぶ前に確認すること
太さを選べるか
書体によって、標準・太字など用意されている太さが違います。同じ書体で強弱を作りたいなら、必要な太さがあるか確認します。操作画面の太字ボタンと、書体が用意する太さの選択は、ツールによって扱いが異なります。
使う文字と利用条件に対応しているか
日本語に対応していないフォントでは、漢字だけ別の書体へ切り替わる場合があります。使いたい文字を試し、商用利用・画像への使用・Webへの組み込みなど、用途に合う利用条件も配布元で確認しましょう。「無料」と書かれていても、全ての使い方が許されるとは限りません。
表示できても、読みやすいとは限りません。細い文字に淡い色を合わせるなど、書体以外の条件も見直します。配色は配色の基本で確認できます。
告知カードで練習する
まず1つのゴシック体で、タイトル・短い説明・日程を作ります。次にタイトルだけ明朝体に変えて、雰囲気と読みやすさを比べてみましょう。本文や配置を固定すると、書体の違いをつかみやすくなります。
自宅から参加できる、初心者向けの体験会です。
図の書体例はNoto Sans JPとNoto Serif JPです。特定のアプリですべての太さを選べることを示すものではありません。

