やさしい・かわいいデザインを作る配色のコツ

やさしい・かわいいデザインを作る配色のコツ

淡い色を使うとかわいいのに、文字まで見づらくなってしまいます。

PORTのロゴPORT編集部

淡い色は背景や飾りへ、本文は濃い色へ分けましょう。「全部を淡くする」より、やさしい雰囲気と読みやすさを両立しやすくなります。

パステルカラーやくすみカラーは、やわらかな雰囲気を作る候補になります。ただし、背景も文字も淡くすると、何を伝えるデザインか分かりにくくなることがあります。この記事では、やさしさとかわいらしさの違いを整理しながら、読みやすさを残す配色の方法を説明します。

結論

やさしい・かわいい配色は、淡い背景を土台に、色の鮮やかさと使う量をそろえると作りやすくなります。本文は濃い色を使い、かわいらしさは背景・形・小さな差し色で表現しましょう。

どんなかわいさを目指す?

元気でポップなかわいさと、落ち着いた大人のかわいさは違います。「かわいい」だけで色を選ぶ前に、「ふんわり」「自然」「明るく元気」などの方向を決めましょう。

方向性試しやすい色の使い方
ふんわり、やわらかい明るい背景+少量の淡いピンクや紫
自然で、ほっとするベージュ+落ち着いた緑
明るく、元気白い背景+鮮やかな差し色を少量

鮮やかな色も、使う量が少なければかわいらしい目印になります。必ず全てをパステルにする必要はありません。

3つの配色例を見る

淡いピンクと落ち着いた赤紫
背景#FAEFF3
飾り#D9A6BC
本文・ボタン#63374C
やわらかな背景に濃い文字を合わせる例。ピンクの飾りは、見出しの周りや小さな図形に。
クリーム色と落ち着いた緑
背景#F8F4E8
飾り#B5C7AF
本文・ボタン#3B513D
自然でやさしい雰囲気を試す例。植物のイラストや素朴な写真にも合わせられます。
淡い紫と濃い紫
背景#F4EFF9
飾り#C3B5DD
本文・ボタン#51406B
同系色の濃淡でまとめる例。紫を足し続けず、3段階ほどに固定すると管理しやすくなります。

淡い色同士で読みにくくしない

背景は淡く、文字は読める濃さに
本文まで淡い例週末のワークショップ

好きな色で、小さな作品を作ろう。

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本文を濃くした例週末のワークショップ

好きな色で、小さな作品を作ろう。

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背景は同じです。後者は本文とボタンを濃い色にしたことで、内容と行動を見つけやすくしています。

日付・価格・注意事項は小さくなりやすいので、特に淡い文字を避けましょう。タイトルが読めても、必要な情報が埋もれていると使いやすいデザインにはなりません。

Webの通常の文字では、背景とのコントラスト比4.5:1以上がWCAGの基準です。大きな文字には別の基準があります。色の名前や見た目の印象だけで合否は分からないので、コントラストチェックのツールで、実際の文字色と背景色の組み合わせを確認しましょう。

参考:W3C「Contrast (Minimum)」。色だけで意味を伝えない考え方はW3C「Use of Color」も参考にしています。

パステルとくすみの違い

一般にパステルカラーは明るく淡い色、くすみカラーは鮮やかさが抑えられた色を指します。ただし、厳密な統一基準がある呼び名ではありません。くすんだ色にも明るいものと暗いものがあります。

「もう少し落ち着かせたい」なら彩度を、「背景に使いたいので明るくしたい」なら明るさを調整します。言葉だけで判断せず、実際の色を見て選びましょう。色相・彩度・明度の記事では、この違いを段階的な図で確認できます。

ピンクも黄色も水色も入れたいのですが、全部使うと子どもっぽくなります。

PORTのロゴPORT編集部

色の明るさや鮮やかさを近づけ、広い背景は1色にしてみましょう。ほかの色は小さな飾りへ回すと、色を楽しみながら整理できます。

色以外もやわらかく整える

  • 角丸や丸い図形は、全てに付けず一部で使う
  • 文字を詰めず、見出しと本文に余白を作る
  • イラストの線や写真の色味をそろえる
  • 本文は読みやすい書体と太さを選ぶ
  • 飾りが内容より目立たないようにする

かわいい飾りを増やしたくなっても、まず内容を読める状態にしましょう。色・形・余白を全部盛り込むより、繰り返すルールを少なく決めるとまとまります。反復の基本も参考になります。

同系色で練習する

好きな色を選び、明るい背景・中間の飾り・濃い本文の3段階を作ります。同じカードへ当てはめ、スマホサイズで日付まで読めるか見てみましょう。読みづらければ、まず文字を濃くし、飾りを減らして調整します。

届けたい人に合わせる考え方は、女性向けデザインの配色でも詳しく紹介しています。

まとめ

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